Koedaを使ってみよう
koedaは大きく分けて 「ネットワーク」と「シミュレータ」 の2つからできています。 PC版など大きい画面では 左側がシミュレータ、右側がネットワーク です。 スマホなど小さい画面では最初にシミュレータがあり、スクロールしていくとネットワークが見られます。シミュレーションだけならスマホでも十分ですが、ネットワークも見るのであれば、PC版がおすすめです。
シミュレーターの使い方
情報を入力する
気になるページを見つけたら、まずシミュレータから使うのがおすすめです。 自分や家族など、知りたい人の情報を実際に当てはめてみましょう。
情報の入力は数字の入力と、チェックボックス・ラジオボタンの選択が主です。 どれも入力した瞬間に計算が更新されシミュレーション結果が出るので、計算ボタンのようなものを押す必要はありません。
数字の入力はカンマが自動で入るようになっています。カンマは打たれた場所の左隣が千・百万・十億なので、覚えておくと桁数がわかりやすくなります。
数字や言葉の意味を確認する
入力するべき数字や、言葉の示す意味がわからない場合は、入力欄の右上にある「?」を押してみましょう。 ポップアップ情報として説明や相場、参考リンクなどが表示されるので、数字の意味を理解して入力することができます。
プリセットに保存して比べる
シミュレーションをしてみると、色々条件を変えてみたくなると思います。 その時は、「プリセットに保存」 を押して、条件を保存しておきましょう。 プリセットを保存すれば、入力し直さなくてもワンクリックで条件を切り替えて、シミュレーション結果を比べられます。 プリセットには名前もつけられるので、何を比べたいかがわかるようにしておくと便利です。
ネットワークの使い方
ネットワークとは?
他のシミュレーションサイトなどには無いKoeda独自のシステムが、この「ネットワーク」です。 シミュレーションの計算手順はこのネットワークによって構築されているため、シミュレーションの実際の計算手順を理解することが可能です。
なぜネットワークがあるの?
お金のことについて知るということは、計算結果を知るだけでなく、その計算手順や理由を知ることも重要です。 開発者自身が保険や住宅ローンについてシミュレーションサイトなどを使った際には、どうしてこの金額が出てきたのか? 例えばローンなら、金利や頭金のどこを変えるとより数字が理想に近づくのか? そもそもこのシミュレーターはどこまで正確で、簡易化されてるとして何が省略されているのか? など、色々な疑問を感じました。
こういった疑問は、計算の手順が全て公開されていることによって解決できると考えました。そこから、このkoedaというWebサイトの仕組みが生まれています。
シミュレータとネットワークを見比べる
シミュレーターはネットワークの表示を簡略化したものなので、各要素は連動しています。要素をクリックすると色が変化しますが、シミュレーターとネットワークの同じ要素は一緒に変化しています。 また、右上の虫眼鏡マークを押すとネットワーク上の同じ要素にジャンプするので、複雑なネットワークでも、特定の要素が計算にどう関わっているのか、すぐ見つけることができます。
ネットワークの線をたどってみる
実際に、計算のされ方を読み解いていきましょう。ここでは 「年金終価係数」 という計算方法を使い、つみたてたお金が将来どれだけ増えるかを計算しています。
まず1年間で増える割合の「年利」と、「運用年数」の2つを使って年金終価係数を計算しています。
その後、この係数と毎年の積み立て金額をかけて、期待される運用資産の総額が導き出されています。 このように計算式も把握できると、例えば運用年数は累乗されているため、運用年数が長いほど複利で指数関数的に増えることが分かるなど、それぞれの数字の特性を掴むことが可能です。
初めは読み解けるまで慣れが必要かもしれませんが、ネットワークの意味が理解できると お金にまつわる複雑な制度について、より深い理解をすることができるようになる と思います。是非活用してみてください。